関谷ひさし先生の遺作が刊行
関谷ひさし先生が生前、自発的に描きためていた作品
「侍っ子」がめでたく一册の本になり、双葉社より発売。
先日、開店した新宿都庁方面のブックファーストに立ち寄ると
平台に数冊置かれてました。この書店、マンガも割と数が揃って
デザイン関係書籍も1册はビニールがされてなく、手に取って
見る事ができ、今後重宝しそうです。
かつての渋谷のビルの店鋪のように、雑誌のバックナンバーや、
少部数のミニコミなども置かれてます。
関谷先生は手塚先生と同い歳だったらしいのですが、
今回の作品、70才過ぎの作品とは思えない程
絵に瑞々しさがあり、日々ジックリ丁寧に描かれていた
様子が目に浮かぶようです。
巻末には、いしかわじゅん、畑中純、夢枕獏さんたちの
あとがきがあり、その中の息子さんからの伝聞によると
関谷先生は仕事机の横のソファを背にして一服つけて、
さあ仕事だ、といった体勢で亡くなられたらしい。
また、カラーイラストも一部掲載され、ブラピやRyuichiと
思われる人物、動物デッサン、女性タレント、
まさかの裸婦デッサンまで掲載され、本当に描く事が
お好きだったのだと伝わってきた。
その他、主な作品リストも掲載され、それらはほとんどが
単行本されていない。ひまを見ては国会図書館で発見できれば
いいのだけど。