「MW」の試写会

去る4月28日、新宿ミラノ座で開催された
手塚原作「MW」の先行試写会に
参加する機会に恵まれ、指定された後方の座席に
着こうとすると自分のななめ前方の席によく見た姿が・・

まんが道」やエッセイなどで、何度も映画を観る楽しさを
教えてくれた藤子A先生、その人がいらっしゃったのです!

開演までの貴重なひととき、法廷画家のごとくなぜかスケッチ(笑)
一生に一度の幸福な時間となりましたが、
肝心の映画の方は・・

原作の設定からアクを抜いたような印象で、
所々エッセンスを活かした部分もあったので、
一概に「ダメ」というわけではありませんでしたが、
終演後お会いしたアニメーター小林準治さん曰く
「官能性が欲しかったね」の言葉に尽きると感じました。

なぜ今「MW」の映画化か?と謎が残ったのですが、
個人的な推測としては、「デスノート」のヒットを受けたのでは?
と想像しています。

(企画会議)
サスペンス色の強い実写向きマンガはないか?!
→手塚80周年と絡めて宣伝効果があるかも?
みたいな印象・・ 
(後半、主演の玉木宏がライトっぽかったようにも感じたので)

手塚作品は実写化にはなかなか難しい点が多いと
感じますが、思わず膝を打ちたくなるような快作に
いつか出会えたら・・とついファンは思ってしまうんですよねえ〜