和田誠さんトークイベント

池袋サンシャインで開かれてる「わたしのヒーロー、ヒロイン」展 
〜106人のイラストレーターが描く〜いって来ました。

夜景が見渡せてしまう展望台が会場だったけど、
トークやイラスト以外の目的の方もちらほら(笑)
それでも、客席には山口はるみさんなど大尊敬の
イラストレーターもいらっしゃいました。

そして始まった中学時代からファンだった和田誠さんのトークイベント。
相変わらず固有名詞の記憶力バツグンでビックリ!
同じくイラストレーターの峰岸達さんとの対談方式で行われました。

和田さんは、ご自身のヒーロー(ヒロイン)として
イングリッド・バーグマン演じるジャンヌ・ダルクを描かれてました。

その後は名著「PEOPLE」の似顔絵作品集に、一点一点モデル本人から
直筆サインをいただいた時のエピソードを、スライドに
映しながら語る、という流れに。
いくつかはエッセイなどで語られてる気もしたけど、ご本人から
聞けるのはやはりうれしかったです。

その中の半数の方はすでに他界されてる方だったけど、
直接お会いしたエピソードは、まだその方が生きてるような錯覚を
起こしそうでした。

トニー谷の名刺には銀行口座が書かれてる、手塚治虫先生の丁寧なサイン会、
静物写真が苦手だった新人時代の篠山紀信、イラストと同じポーズで
写真に写ってくれた浜口庫之助、絵心のあったマイルス・デイビス
ガードが固かったフランク・シナトラ、シャレた文字を入れてくれた
ジェーン・フォンダアンナ・カリーナ、一時は毎週自宅に来た渥美清
そして黒柳徹子の遅刻の穴埋めに40分たった二人で話した若山富三郎

質問コーナーで勝新太郎にインタビューした時(キネマ旬報97.8下旬掲載)の
エピソードを僕が聞いた所、30作近くある座頭市のエピソードを話したら
どのタイトルかぱっと答えてくれた事や、今後撮ってみたい座頭市の冒頭の
シーンのアイデアを聞いて「いいですね〜」と和田さんが答えた時、
勝新から出た言葉は
「あなたみたいな方が10万人いてくれたらいいのだけど」

婦人の平野レミさんも見えてイベント終了後、仲良くお話されてました。