和田誠さんin新文芸坐その2

トークゲストは山城新伍さん。
仕事の都合で途中からしか見れなかったのが残念だが、
若山富三郎さんや東映の撮影現場の話が楽しかった。
当時の撮影所にはホンモノのヤの人が仁侠作品の指導に来ていたとか。
山城さんは実は西部劇など外国映画も詳しく、過去にも和田さんと
「映画に乾杯2」という本で対談されていた。
山城さんは以前の印象から随分老けていた様子で正直
痛々しくもあったが、今後もこのようなお話をぜひお話して欲しい
貴重な人だ。

上映作は「男性No.1」と「博奕打ち」。
共に鶴田浩二さんが主演だが、まるで違った演技が面白い。
「博奕打ち」はニュープリントで随分映像がクリアで驚いた。
最近DVD化もされたらしい。
http://direct.nagase.co.jp/dvds/ItemDSTD-2632.html

仁侠作は作品によって好みがあるけど、適度に笑えるシーンもあり
指詰めのシーンなどは目を背けてしまったが、全体的に面白かった。
ラストの見せ場で主題歌をバックに格闘するシーンは
現在の東映ヒーローものに受け継がれてるのかもしれない?

この企画は今後もぜひ続けて欲しいが、自分は明日以降参加できないかもしれないのが残念。
この手の作品は劇場で他の客のリアクションを聞きながら楽しみたい。