「アイ・アム・レジェンド」丸尾末広トークイベントなど

午後、吉祥寺にて映画「アイ・アム・レジェンド」観賞。
世界に一人だけ生き残る男の話・・と前情報で聞き、
藤子F先生の「流血鬼」「みどりの守り神」の影響か?!と思うも、
パンフによると原作はリチャードマシスンという小説の古典作品で
映画化も三度目なのだとか。
大掛かりなロケーションが迫力で、近未来都市の表現として
アスファルトの隙間から雑草が生えてる舞台が新鮮に見えた。
ホラータイプな印象の作品になるところをヒューマンタイプな作品に
まとめられていて好印象。
ラストはマンガ版「デスノート」とほとんど同じで驚いた・・
これは原作がそうなのだろうか。

夜は浅草橋の「パラボリカ・ビス」というギャラリーで開催中の
丸尾末広夜想ヴァンパイア・セレクション展」の
丸尾末広先生と石田一さんのトークイベントへ。

丸尾先生といえば自分の高校生時代に超影響を受けたマンガ家で、
ご本人を拝見するのはなんと今日がはじめてで感激!!

トークイベントは終始ホラー映画評論家の石田さんの独演状態で
丸尾先生のコメントといえば「エクソシスト」が観客として
唯一怖いと感じた作品で、過去の作品はほとんどリアルタイムではなく、
80年頃ビデオや歌舞伎町の映画館で観たのがほとんどだとか。

石田さんの世代は小学生時代、テレビ番組「ショック」と
東映の怪獣番組の影響を受けたそうで、ユニバーサルや
ハマーフィルムの「ドラキュラ」作品の歴史や俳優について
マニアックなお話が展開されておりました。

自分は正直知らない事ばかりでしたが、わからないなりに
メモした内容・・(間違いもあると思われるので話半分で)

○元々「ホラー映画」といってもイギリスはいかなるホラーでも
成人向け扱いで、アメリカにおいてはティーン向けと認識されており、
その起原はドイツ、フランスから
アメリカへ移住した製作者によるものであったとか。

○「吸血鬼ドラキュラ」には本国でカットされた残酷シーンが
唯一日本で公開された版には入ってたらしいが、そのフィルムは
国会図書館に所蔵されるも、火事にあった際に処分されてしまい
幻となってしまった。
(1935年以前は映画会社が映画館に今のように貸し出すのでは無く
フィルムを売っていた)

○ハマーフィルムは初期の50年代の作品のカラーがキレイだ・・など

色々話されてましたが、こちらの知識不足でうまくレポしきれず
悪しからず!藤子Aファンとしても作品ベースになる話が多々あると
思われ関連作品を時間がある時に観賞してみたいものです。