映画「スピードレーサー」反省会

タツノコアニメ「マッハGOGOGO」のマトリックスなどの
監督によるリメイク作を見ました。

(イイところ)
レースシーンに迫力が有り、大画面で見るべき

当時のアニメテーマ曲の生演奏の雰囲気がイイ感じに生かされた
アレンジがされてる

家族愛と、欲にかられた悪役の図式がはっきりされ、
物語構造がわかりやすい

猿がうまい、お父さん、レーサーXに雰囲気がある

全体的に原作へのリスペクトを感じる


(残念なところ)
主人公がかっこいくない

弟がデブでかわいくない

ヒロイン(クリスティーナリッチ)が商売の方(笑)に見えてしまう

CGシーンが全体的に多く、リアルな人物との合成箇所に違和感
・・ゆえに全体的にちゃちく見えてしまった

カラフルさも、場面によっては安く見えてしまった

展開に中だるみ感があり、ちょっと長く感じた

韓国人の歌手ピ演じるレーサーの存在、必要か?
(最初は日本人の設定だったようだが)



よく、レトロマンガが一般的に語られる時、
「自分の世代」を軸にした物言いがされ、
自分が体験してない作品=興味の対象外な態度を
あからさまにする風潮がありますが、
この作品が、風穴になるかと若干期待もあったのですが・・

今後、他の場所でレトロマンガを題材にした
新企画を立てようとする際、前例として
みなされてしまう可能性が大であるため、
ソコソコの成績を残して欲しいものであります。
決して「ヒドイ」作品ではないと思う。の!

個人的には本場カートゥーンによるアニメシーンも
ちょっぴり見たかったなあ。(ショボいのは×だけど)