岩田専太郎展

3日より根津の弥生美術館にて始まった岩田専太郎大先生の
展示に行く。
戦前、戦後〜昭和40年代まで美人女性画、時代小説挿し絵等で
活躍した方だ。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/exhibition/yayoi/now.html

美人画はちょっと演歌の世界を想像してしまうが(笑)
新聞、文芸雑誌に発表した挿し絵の画力はもちろん、
構図もかなり請ったもので学ぶ点がヒジョ〜に多い。
毎日新聞社から出てる作品集はよくできてる。)
http://www.ne.jp/asahi/orion/mako-rigeru/sentarou.htm

会場の展示はガラスケースの中にあるのだが、自分の息で
ガラスが曇ってしまう程細かいタッチを見たい一心で
我を忘れてしまいそうだった。

どちらかというと原画より当時の掲載誌がメインだが、
かえって発表された時代背景も分かりやすかった。
インタビュー記事等での発言も併せてパネルになってるので
意外な人物像も見えてファンとしてはうれしい。
興味ある人は遠方から交通費を使っても充分な内容です。

会場には河出書房から販売される特集本がひと足早く販売されていた。
長沢節石原豪人などと同じシリーズの本)