リトルニモの野望

先日購入した大塚康生さんのインタビュー本と
著書「リトルニモの野望」「作画汗まみれ」を照らし合わせながら
ここ数日読んでおります。

たくさんの情報量ですが、とりあえず東京ムービー社長
藤岡豊さんのエピソードに集中して・・
東映動画から大塚、宮崎、高畑、小田部氏を移籍させ、
「旧ルパン」「ムーミン」、
新しく設立したテレコムにて「カリオストロの城
「じゃりんこチエ」などを製作。

そして世界規模での成功を夢見て人脈と金策
全力を尽くした日米合作作品「リトル・ニモ」!

時代が悪かったのか制作体勢が整わず日本では成功とは
いえない作品だったようですが、
「いつまでも国内でテレビ向けばかり作ってる場合か?」と
行動を起こされた功績は大きいです。
現に宮崎作品が海外で成功したのも「リトル・ニモ」制作時に
アメリカの試写で「カリオストロ」に出会った若き日の
ジョンラセターが感動し、20年後アメリカ公開時の仕切りを
買って出たのが大きいのではないでしょうか。

1989年「リトル・ニモ」が大幅に予定を遅れて完成、
以後、大塚さんと藤岡さんの接触はあまりないまま
藤岡さんはお亡くなりになったそうです。
晩年はジブリの鈴木プロデューサーに「高畑、宮崎をよろしく」と
声をかけていたのだとか・・
二人の間にどんな会話があったのかとても興味深い!(美化しすぎ?)


で、去年発売された「リトル・ニモ」のDVDの特典映像の
メイキング映像が気になる・・
見た人、どんな内容でしたか?!