侮れんコンビニ本

この前「Dr.スランプ」の事を書いた時、つくずく集英社
ジャンプコミック→愛蔵版→文庫→コンビニ本という
芸のない出版方針に疑問を感じたのですが
最近出てるコンビニ本の一部には、うっかり見過ごすと
気付かないのですが「作者の最新インタビュー」なんていう
ファンにとってはたまらない記事が掲載されている事を発見しました。

購入する側としては、絵柄がまったく変化してしまった
書き下ろし表紙などを売りにされるより(作品によりますが)
こっちの方が随分うれしいです。

これだけで、充分売りになるのにコンビニ本の多くは、発売されて
数週間で店頭から姿を消す事になるため、これらインタビューが
掲載された本を購入するにはインターネット購入、
そして不幸な事に「在庫なし」になってしまった本に
関しては恐怖の古本めぐりを余儀無くされます。

これらコンビニ本は古書でもゴミ同然の扱いのため
出版されたのが最近のものでも、なかなか巡り会う事が困難に
なりそうですし、国会図書館でも取り扱いないのではないでしょうか?
そういうわけで興味のある方はお早めに購入される事を
オススメします。

シリーズを通してインタビュー記事が載ってる本が
バラバラなので、現在僕が知る範囲を書いてみたいと思います。

鳥山明
鳥山明マル作劇場改 傑作短編集 其の参」
掲載されてる作品はジャンプコミックで既刊の3册と「ネコマジン」で
収録されてる作品。
ただし、上記「其の参」のみ、「其の壱〜参」までに収録された
すべての短編に関する鳥山先生のコメントが掲載されています。
(画像左)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07133211

荒木飛呂彦
2006年9月末現在、ジョジョ4部が「JUMP REMIX」として
400円で刊行中ですが、実はコンビニ本化は2度目になります。
2004年にも300円のシリーズとして刊行されており、
このシリーズの最後の2册には荒木先生が吉良の思いを語った
インタビューが掲載されてます。(画像中)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07125299
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07125787

ちなみに、ジョジョの文庫本でもシリーズの最初と最後の巻には
近年のインタビューが掲載されており意外な本音が聞けて嬉しいです。

他にも、コンビニ本では表紙を新たに書き下ろされてるので
油断できません。(1,2部なんてほとんど違う作品 笑)
3部も最終巻のみが書き下ろされましたが、近々出る2006年版
4部の最終巻でも書き下ろしが見れるか期待してます。
3部
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07159459
2部
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07141903
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07142483
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07143264
1部
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07126730
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07127257

キン肉マン
そして、個人的に今イチバン熱いのがキン肉マンです(笑)
現在、週刊「プレイボーイ」連載中の「キン肉マン二世」も
子孫が1983年にタイムスリップし、親の世代とトーナメントを闘い、
なつかしの超人が復活する展開がなんとも・・

で、この作品も2度目のコンビニシリーズ化のようですが
最近出てる500円前後のシリーズでは、ゆで先生の原作担当の
嶋田先生が、当時の思い出を語ってくれてます。(画像右)
それが・・すぐ店頭で姿を消す本だからなのか、
行き当たりばったり感をずいぶん赤裸々に語ってくださってて
面白エピソード満載なので、ぜひインタビュー部分のみで
一冊まとめて欲しいです。
現在もコンビニでは「タッグ編」最終巻のインタビュー付の本が
並んでますんで、ぜひ立ち読みをおすすめします!
※「二世」と初代の一部のコンビニ本にはインタビューは掲載されてませんのでご注意を!

http://www.7andy.jp/books/search_result/?fromKeywordSearch=true&kword_in=%A5%AD%A5%F3%C6%F9%A5%DE%A5%F3%A1%A1%A5%EA%A5%DF%A5%C3%A5%AF%A5%B9&ctgy=books&submit.x=48&submit.y=11&oop=on

他にも「ろくでなし」の森田まさのり先生なども
かなりロングインタビューが掲載されてたようですが
他にも「この作品にも!」という情報があれば教えて下さい〜。
それにしてもインタビューはイイつっこみでナイスです。
そして、これを掲載しようとした編集人はエライ!