みんなのドラえもん展

本日より川崎市民ミュージアムで展示が始まった
「みんなのドラえもん展」に行ってきました。
http://www.kawasaki-museum.jp

ご存じの方も多いと思いますが、川崎市民ミュージアム
マンガに関する展示が比較的多くあり、先日まで横山光輝展が
開催されてました。過去にも水木しげる上村一夫
鳥山明(私は巡回時に鑑賞)など貴重な原画の展示が開催され、
マンガ以外にもサビニャックなどのフランスの作家のポスター展が
開かれ個人的にも好きな会場です。

今回は2010年開館予定の藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)
プレイベントとして展示だそうで、ドラえもんの原画64点
現代アート作家によるドラえもんをテーマとした作品、
キャラクター関連商品の展示がありました。
楽しみにしていた図録の発売はなく、平成元年頃開かれた
藤子不二雄展のパンフが400円で発売されておりました。

会場内は原画保護のため照明を弱め、展示位置も子供の来場者への
配慮か低めに設定されてとように思います。
連載予告のカット、「ドラえもんだらけ」の原画15枚をはじめとした
カラー作品含む連載作品の原画(一部複製)が展示されてました。

現代アート作家のコラボには佐藤可士和蜷川実花などの中に
中学、高校時代憧れだった日比野克彦さんの作品があったのが
少し意外だったかも。個人的には宇川直宏さんのぶっとんんだ
作品も見たかったです(笑)

この展示が2010年開館予定のミュージアムにどれくらい反映されるか
分かりませんが、できれば初期のブラックなテイストや
こどもの頃観た映画「魔界大冒険」のこわ〜いテイストを
無かった事にしてもらいたくないと思います。

もし自分が好きに会場の作品チョイスを行っていいよといわれたら
F先生の下書き原稿、ラフスケッチ、80年代初頭の関連書籍、グッズ、
そしてドラえもん誕生の布石となった「すすめロボケット」など
初期〜中期の作品もフォローし、いかにドラえもんという作品が
生まれるまでの試行錯誤があったか具体的に観てみたいです。

観賞後は学芸員の方のギャラリートークを聞き、
藤子ファン数名で近場のファミレスで雑談。
その席でふと思ったのは40代以上の年令の藤子ファンの
リアルタイムでの思い出を聞きたいな、と・・

今年初の濃い藤子デーはこんな感じでありました。