ジブリ美術館

突然ですがジブリ美術館に一年半ぶりに行ってきました。
いつもながら家から遠くない距離なのに旅行気分です。

展示が何をやってるかも不明でしたが、3月から渋谷で上映される
ロシア油彩アニメの「春のめざめ」の原画展示があると知り興奮!
http://www.ghibli-museum.jp/mezame/top.html
指でひとコマづつ描いていくという技法はマジやばいです。
会場では予告と原画の展示のみでしたが、
音楽も哀愁があり素敵でした。「木を植える男」のフレデリック
バックさんの作品と同じ作曲家ロジェによるものらしく、
指紋が見える原画やスケッチ、予告編映像が展示され
期待を膨らませました。本編はさすがに27分と短い為、
岸辺のふたり」と同時公開されるそうです。
それでも予告編込み全上映時間45分だとか。

メインの展示会場はイギリスのクレイアニメスタジオ・アードマン展が
まだやってました。粘土の色がめちゃめちゃキレイで驚き!
これらの色は印刷物の作品集では再現されてないので
勿体無かったです。一日の作業で4秒の映像制作が目標なのだとか。
忍耐のいる仕事、ご苦労様といった感じでした。

ジブリ美術館のみで見れる劇場短編アニメは「やどさがし」を見ました。
去年から公開が始まった3作品はいずれもまだ見た事なかったのですが
恐らく来るべき宮崎駿監督の次回作(情報求ム!)を予感させる要素が
入ってると思われ、全部みたいところです。
特に「星をかった少年」という作品は、新しい試みに挑もうとする
意欲がプンプン匂います(笑)

「やどさがし」は魔女宅のウルスラを思わせるキャラ
作画監督は同作品共通の近藤勝也氏)で、なんとタモリ矢野顕子
よる「ドカーン」「ざわざわ」などの擬音効果音のみの表現の
異色な作品でした。後半はなんだか「日本昔話」風?!

これまで数回美術館に来た中で見たのは意外に「くじらとり」という
中川季枝子さんの絵本が原作の映像がこどもの動きがうまく
描かれてて一番感激だったかも。もしかしたらスタッフの方々も
普段とは違う絵本風作品だったため、かなり意欲的に挑んだのでは
無いでしょうか。早くDVD化して欲しいです。

とりとめもない文になってしまったけど、また展示が変わったら
行きたいと思います。本を販売してる部屋にて短編映画パンフ
(各400円)とアードマン展パンフ(500円)、ここでの限定配布
フリーペーパー「季刊トライホークス」(著名人が絵本を紹介してる
4ページの冊子)バックナンバー5号分をゲットして会場をあとに。