最近見たDVD

○「もののけ姫はこうして生まれた」
映画「もののけ姫」制作時のスタジオジブリのドキュメンタリー。
自分にとって本編の数倍魅力があり、恐らく月に一度は見てる。
「30過ぎたら一直線」など宮崎監督の言葉が重い。
学生の頃に見れたらまた違った人生だったかも?!
この映像が10年前というのが信じられない。
次回作でも新たなドキュメンタリーを!

ジブリがいっぱいspecial「ショートショート
ジブリの短編作やCM映像を集めたDVD。
この中では「SF三部作」と呼ばれる百瀬義行さんの作品が一番好き。
古くは「ど根性ガエル」やジブリの一連の作品など
長いキャリアと音楽の新しい才能が結びついてる点が奇跡的だと思う。
宮崎監督の短編「On Your Mark」もいいけど、音楽との
融合という点では百瀬作品が光ってる。
次回作も楽しみです。

○映画「ロスト・イン・トランスレーション
http://www.lit-movie.com/
2003年の映画だけど、今頃になってやっと観た。
外人から見た日本という視点が面白かった。
演技で難しいと思われる「退屈な仕種」がよく出てたと思った。
男女の結婚するタイミングは、若い時の狭い交流範囲と、
歳を重ねた場合とでは違うのだろうな〜とたまに思ったりする。

○映画「橋のない川(一部・二部)」
今井正監督の69年と70年のモノクロ作品。
いわゆる同和問題を扱った部落差別に関する映画。
中学、高校の頃、夏休みの宿題でポスターを書かされる事があったが、
正直なんの事だかさっぱり分からなかった。
映画では身分制度が廃止になった明治末期〜大正時代にかけて
根強く残る地域差別を描かれている。
北林谷栄伊藤雄之助の怪演が光っていた。

実は僕が10代の頃過ごした家の近所には
ボロい小屋みたいな家に住む親子がいて先日ふと
「あれはなんだったんだろ・・」と思い出していた。
この監督には他にも手塚治虫奇子」のような映画で
「婉という女」という作品もあるらしいので見てみたい。
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=ADE-394

橋のない川」は、同じ原作を数年前にカラーでリメイクされた
作品も見たけど、へんに外国の民族音楽を取り入れてみたり、
役者がどこかコギレイで背景に溶け込んでなく
あまり感情移入できなかったのが残念だった。
今ではあの頃の映像は撮れないのかも?!