永島慎二遺作展

阿佐ヶ谷南口商店街をいくらか歩いた所にあるブティック「スミレ」の
奥に「cobu」という小さな喫茶店があり、そこで19日20時まで
永島慎二遺作展がやっていると知り、仕事終わりに行ってみた。

油彩や水彩、マンガ原画がいくつか展示され、印刷では味わえない
魅力に触れられ感激。生前には頻繁に作品展が開かれていたようで
ご存じの方もおられるかもしれません。
また、ご遺族が私家版で50部ほど作られたと言う豪華な作品集も
見せていただく事ができ、つい注文したケーキを食べるのも忘れ
見入ってしまった。

初期の回想記やエッセイ、短発マンガや晩年の日記や遺作マンガ、
後半には年表が掲載され、早いデビューから24才で結婚、
夫人の実家の阿佐ヶ谷に移転後、フーテン生活、復帰、独自の創作活動
などなど読みごたえがあり欲しくなってしまった。
聞く所によると、来月大手S社からこの本が一般発売されるとか!
ぜひ購入しよう。

その後、駅と反対側から10分くらいの所にある古本屋に久しぶりに
向かってみた。
これまで2,3度足を運んだ映画やデザイン関連の本が割と充実した店・・
しかし、目的地にはまるで違う業種の店が・・というよくあるパターン。
聞いてみると去年に閉店したんだとか・・

月曜と言う事で数少ない知ってる店も残念ながら定休で、
品物がまわってない回転寿司に寄った後、帰宅。
「人間何を集めたかでなく何を残したか」という松ちゃんの
言葉が重く響く。