水木サンのDVD

なんだかドンヨリした日が続く。
靖国神社では13日よりはじまる「みたま祭り」の飾り付けが進行してる。
九段下駅では、例の500円本セールが土曜まで。

ローソンで今日より発売開始になったジブリ美術館8月5日のチケットと
男鹿和雄展のチケットのセットを購入。
美術館へは今回、都合の合う人がいないので一人で行く事になるかも。
短編「ミズグモもんもん」が見たいのでどうしても8月中でなくては。
他には例年以外で大した予定もないのがちと淋しいところ。

夕食をとりながら先日購入した水木しげるのDVD「ゲゲゲ幸福論」を観る。
自宅と職場は歩いて数分の距離にあり、娘さんがマネージャーの
ような役割のようだ。身近な人物がキャラのモデルになるのは
多くの作家によく見られることのようで、やはり想像したものよりも
リアリティがあるのだろう。

また、最近よく思うのは、マンガ家にとって「家族(親族)」という
存在が今後、より大きな問題になりそうな気がする。(もうなってる?)
出版社の囲みが強くなる一方、作家の死後の著作権、財産、
著作物の刊行の決定権などは奥さんやご子息のマンガの興味、
理解度に大きく左右されるだろう。
死後、急に親族のまわりに集まってくる何者かわからない人物が寄って
原稿が散乱したり、俗悪な商品ができてしまわないためにも、
作家が存命中に親族内で作品世界や出版社など業界のモロモロを
理解できる人がいて、ある程度読者のニーズも伝わっている・・と
いうのが理想だと思う。
その点、水木先生のスタジオはうまく機能してるように感じた。
(同じ本を数社から出し過・・?!)

水木先生は今でも、京都の染め物顔料を水で解いて着彩の「仕上げ」は
ご自身でやるらしい。スタッフが描いた緻密なペン画の上に
大胆に筆が運ぶ!
紙芝居が原点であるという思いがあるようだ。

この他にも「才能がない者が(マンガ家になろうと)入ってくるから
ややこしくなるのだ」といったインタビューや、ニューギニア取材など。
人間身の丈以上のことはするべきではないなあ〜とあらためて感じた。