図書館、書店巡り

連休最終日は図書館へ。
東京都内の図書館の蔵書を一斉に検索できる便利なサイトがあり、
検索の結果、自分の見たい本が多い目黒区の図書館2館へ初めて行きました。

まず、都立大学にある中央図書館。
駅から10分くらい歩いた場所にある公園や多目的ホールなんかもある
結構カッコイイ建物で「ジ・アートオブ・レミーのおいしいレストラン」とか
最近の本もあってイイ感じ。
入り口付近には無料で持って帰っていいリサイクルコーナーもあって
ホルスや三千里の脚本家・深沢一夫さんの児童書「きい君今年もがんばったね」
という闘病記の本をいただいてきました。

○「ぴょこたん」シリーズの木乃美光さんの自伝的著書
「欲しがらないで生きていた」(1988)※画像2枚目
昭和3年生まれの著者による戦中〜戦後のエピソード集。
戦時中の日本の貧しさも、ポップなイラストに描かれてますが
当事者らしいリアルな文章で綴られてます。
立川で看板職人をしてた時に出会ったアメリカ兵と情婦とのエピソードなど
スゴすぎ!その後のマンガ家になっていく話もぜひ描いていただきたいです。

○「新宿DIG DUG物語」
世田谷文学館の物販コーナーで見つけて読みたくなった本。
新宿ジャズ喫茶「DiG」「DUG」オーナーで写真家の中平穂積さんの
エピソード集。「笑っていいとも」の高平哲郎さん編集。
60年代和田誠さんデザインのジャズカレンダーが欲しい〜

そして、自由が丘の「緑が丘図書館」へ。
マンガやなんでこんな本が?って本(蒼井そらブログ本など)も
ありました。

○「植草さんについて知っていることを話そう」晶文社
こちらも文学館にあった本。

○「音の雲」
冨田勲さんの自伝。手塚先生とのエピソードや、高価だった初期の
シンセサイザームーグを購入した際、楽器と信じてもらえず
税関を通してもらえなかったエピソードなど。
活動の移り変わりが興味深いです。

○「悪魔くん河童の三平 完全ファイル」
絶版本です。

○まんが家になるコツ21
「マガーク探偵団」山口太一さんによる子ども向けの指導書。
児童書コーナーで子どもに囲れて探しました(笑)
巻末にご自身のマンガ歴があり、それによると加藤芳郎さんに
師事されたそうです。「漫画少年」で特選をとった事もあったとか。

そして渋谷に移動し、来週縮小移転してしまうブックファーストへ。
これまで5階+地下1階まであった店のすべてがたったの2フロアの
店鋪になってしまうと知りか・な・りガッカリ・・というか大きな痛手!です。
充実してた児童書コーナーをあらためてチェック。

○季刊誌「ぱろる」特集・子どもとマンガ(1999/11)を購入。
冒頭の手塚先生の講演記録、夏目房之介さん、村上知彦さんなどの座談会
水木しげる先生、いしかわじゅんさん、すがやみつるさんによる
コロコロ作品インタビュー(あらしのアニメ化は毒が抜かれる為
反対されてたとか)
ズッコケ三人組那須先生、「くまの子ウーフ」井上洋介さんインタビュー
など・・かなり充実で驚きました。(amazonでまだ入手可能のようです)

○絵本「幸せさがし」はたこうしろう
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31918520
色彩、構図、質感がうまい人。
海外のイラストと日本のテイストを融合したような作風。
以前出た絵本「なつのいちにち」も構図がダイナミックで驚きました。
マンガ畑の人もぜひ注目を・・なんちて。