李鳳宇さんトークイベント

青山スパイラルホールで開催中の3時間トークイベント、
今日は映画「パッチギ!」「フラガール」などのプロヂューサー、
劇場「シネカノン」オーナーの李鳳宇(りぼんう)さん。

京都出身の方で、パッチギのキャラクターのモデルになった方でも
あるので、そのような生い立ちや、これまで係わった作品の話が聞けると
思いきや、壇上に表れた鳳宇さんは「今日は映画とサッカーについて話します」と。予想外のひとことに、自分は「映画と作家」とメモをとったほどです。

ゲストにサッカー関係の方が登場したりもしましたが、
自分が求めてるのはこんなんじゃない!と思い何度席を立とうとしたことか。
サッカーに群がる大衆に背を向け、劇場に通ったようなものだったのに
これではなんのために・・と正直腹までたってくる始末。
(無料イベントですが 笑)

結局イベント終了まで話を聞き終え分かった事は、これまで大ヒットに
恵まれなかったサッカー映画を本気で制作したいという新たな挑戦の
1ページに立ち会えた事になるのかもしれません。
ヒットすれば世界公開も夢でないようで、さすがだなーと感心しました。

最後の質疑応答コーナーでは、日本の映画が国内で商売が成立してしまう事や
海外で受けにくい点などウィークポイントのお話も聞け、
ようやく求めていたお話が聞けた気がしました。

著書「パッチギ的」では、シネカノンで買い付けたいわゆる単館系の
良質な洋画作品が多数紹介されており、新しい作品に出会える
ここ最近では最高の本と思ってます。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?isbn_cd=9784000244398