コロコロ祭り!

コロコロ伝説のイベントでお台場「Tokyo Culture Culture」に
行って来ました。
長年「こんなイベントが見たかったんだよ〜」と思うくらい
スバラシかった!
自分は読者だった小学生当時地方在住で、夏休みなどに開催された
イベントにはほとんど行けない子どもだったのですが、その雪辱も
ようやく晴れた気分です。20数年ほんとに長かった?!

会場は新宿ロフトプラス1を小奇麗にした感じで、今回初めて
行ったのですが、公式サイトから道順を事前にプリントアウトして
持っていってたのは正解で、恐らく何も準備なく行ってたら
迷っていたと思います。

開演30分前に入場するとレジ横に発売になったばかりのコロ伝最終号と
黒字にゴールドのロゴ入りTシャツ(¥3000)が販売しており、
なんと両方ゲストのマンガ家7名のサイン入り!速、購入です(笑)

店内はいくつかの大きなテーブル席があり、ステージ横には一目で
元コロコロのマンガ家さんと思われる方が20名くらいズラリと歓談・・
まるでマンガ家のパーティーの二次会に紛れ込んだみたいでした。

一方、客数は推定50名程度で、客の年齢層を考えれば平日の
この時間帯はちょっと無理があったのは否めなかったような・・
充実の内容だっただけにその点は残念。

イベントが開始され、6,7人の先生方が壇上に上がり自己紹介。
外見では分からなくても、作品名を紹介されると歓声が!
「プラコン大作」のたかや健二先生を中心に当時の
執筆のエピソードが語られました。

トークは1時間以上に及び、15分の休憩時に会場はちょっとずつ
サイン会状態になり、その後の時間ではマンガ家の皆さんが
一枚の色紙に寄せ書きを行い、ファンがベタ部分を塗って完成させる・・と
いう流れに。
この寄せ書きは2月に発売される「つるピカはげ丸」コンビニ本
掲載されるようです。

イベント告知には掲載されてなかったけど、ちょっと遅れて
Moo.念平先生も登場!
トークには参加せず、2月に発売になる男吾コンビニ本
プレゼントされる色紙3枚を黙々とずっと描かれてました。

以下、トークの一部です。

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コロコロ作家には執筆時期によって一期、二期・・と分けられ、
すがや先生や片倉先生が一期。

すがや先生は「あらし」以前にも執筆されており、最初は
UFOの登場する作品だった。

100ページくらいある合作マンガのひとつは、たなかてつお先生が二晩で
ネームを作った。当時の編集者は無茶な事でもサラリと注文してきた。
それ以前、すがや先生は石森先生のスタジオにいたので、それは当たり前と感じこなしていた。

すがや先生曰く、藤子F先生は昔の仕事を落とした経験が忘れられず、
自宅でもベットではなくソファで寝ていたらしい。
石森先生も2,3時間しか寝ていなかった。

コロコロの執筆室で出される食事はイイものが多かった。
美味しい物は小学館でマンガ家は知った。

「キッカーズ」のながい先生は連載直前、「一年半死んでくれ」と
いわれた。(それくらい謀殺されるようなスケジュールという意味)
当時の日記が最近出て来て読み返したが、文字が震えていたらしい。

「コンバット弾」などのたなかてつお先生は元自衛隊からマンガ家に
なった経歴で、飛行機が上手い。近年、すがや先生が戦記ものの
小説を書かれる際の装丁や挿絵はたなか先生が手掛けているらしい。

「金メダルマン」の作者の勝木先生は現在石川県在住。
好きだったマンガは「おそ松くん」の初期。

「ゴリポンくん」のキド先生は現在千葉の柏で、病院の事務長を
やっている。

キンタマン」の立石先生は「ど根性ガエル吉沢やすみ先生の
弟子だった。
アニメ化の話もあったが、残念ながら立ち消えになった。
みんなが盛り上がると復活するかもよ?・・と先生。
キンタマン2巻が初めてこづかいで購入したマンガである事を
告げたのですが、アッサリ流されました(泣)

「ラジコンボーイ」大林かおる先生は「ライト兄弟」の伝記マンガや
「その時歴史は動いた」のコミック版を執筆中。

・・・などなど。
他にも質問タイムなどもあり、またこんなイベントをぜひぜひ
開催して欲しいものです。
この手のイベント、送り手側の視点で見ると
客層は「熱心な一部フアン」と捉えられ、正直一度試しに
行われる試験的なケースがその後の開催の有無を決められる事が
シバシバ。そのためファンはもっと集客を増やす義務がある気もします。

ともあれスタッフの皆さん、そしてマンガ家の先生方、ありがとうございました!