524さんサイン会

http://readymade-shopping.com/shop/2008/03/konishi_book2.html

以前発売になった単行本(ハードカバータイプ)から10年以上経過して
発売になった小西康陽さんの著書「ぼくは散歩と雑学が好きだった。」
青山ブックセンター六本木店のサイン会へ。
以前発売になった著書「これは恋ではない」の時は、まだ自分は
九州に住んでた事を思うとほんとに久々といった感が!

ここ数年で、時代は小西さんの嗜好に近付き、
カラー写真満載の雑貨の本の類がどんどん発行されるようになり、
女性受けするレトロでかわいくスッキリしたビジュアルの本を発売すれば・・と
思ったりもするけど、本書は敢えて文字量が半端なく多く、
膨大な情報量を一冊読ませようとする姿勢に小西さん自身が
これまで通って来た「読み取る楽しさ」を受け手にも
体感させようというこだわりを感じた。

タイトルにある通り晶文社植草甚一スタイルのような本書だけど、
後半に収録された日記、2006年夏には、くも膜下出血の入院で
大変だった時期の事もわずかだが書かれている。
その後の生活に変化は特にないようなので安心したが、
仕事は無理せずに量をセーブして望んでいただきたい。

サイン会では、60年代の空山基小島功などをジャケに起用するセンスも
楽しみにしてる事を伝えると、以後毎年空山さんから年賀状が届くようになったと教えてくださった。
近日発売予定らしいレコジャケを集めた本の発売も楽しみだ。

(ところで出版社様、再版の際には本文158ページ藤子不二「雄」で
ひとつ訂正お願いします!)